W杯ブラジル大会の予選が佳境を迎える中、既に出場を決めているか敗退が決まっている国同士による国際親善試合が各地で行われた。
日本はベルギーに遠征し、オランダと対戦。
ここ2試合スコアレスに終わっていたザック・ジャパン。失点はしても、攻撃の形を一つでも二つでも見せてほしいと思っていた。
この試合、遠藤に代えて山口蛍、香川に代えて清武、川島に代えて西川、柿谷に代えて大迫を先発で起用。特に、遠藤をベンチスタートさせたのにはびっくりした。
それでも、いい感じで試合に入った日本だったが、前半12分、内田篤人が低いボールを頭で処理しようとしたが、うまくヒットできず、こぼれ球をファン・デル・ファールトに押し込まれ先制を許した。
ピッチに足を取られ、滑ったのかもしれないが、DFとしてはあってはならない痛恨のミス。チームにとっても痛い失点だった。
そして、前半38分、ファン・デル・ファールトが胸トラからダイレクトで右サイドのロッベンに展開。ロッベンが最も得意とする...内に内に切れ込んでから、左足でシュートを放ち、オランダが2点目。この得点はさすがだった。
しかし、前半44分、吉田麻也が高い位置でボールを奪い、長谷部にパス。長谷部が前線にパスを出し、これに反応した大迫がダイレクトでゴールに押し込み、前半を1-2とした。ナイス、ゴール
後半に入り、遠藤、香川をピッチに送ると、ますます日本のペースに。
後半15分、遠藤が右サイドへ大きく展開し、内田、岡崎、本田とダイレクトでつなぎ、さらに内田がペナルティエリア内の大迫へ縦パスを送る。大迫がDFに囲まれながらも、踏ん張って後ろへちょっと落としたところに本田がダイレクトでゴール。日本、2-2の同点にこのゴールは素晴らしい連携だった。
ここから完全に日本のペースになり、高い位置からのプレッシャーにオランダのGK、DFが最後まで困惑していた。
しかし、勝ち越しゴールは奪えず。2-2の残念な引き分けに終わった
特に、柿谷がGKと1対1になって打ったシュート。あれは決めなければ。。。本人が一番悔しいだろうけど、一発のチャンスを決めた大迫と対照的に写ってしまった。
とはいえ、久しぶりに、わくわくした気分で見られた試合。次に期待が持てる試合だった。
19日はベルギー戦。史上最強のベルギー相手にどんなサッカーを見せてくれるのか、オランダ戦以上に楽しみな一戦だ(朝、試合開始なのが辛いけど...)。