言語とは何か?音、文法と意味、分類方法などについて簡単に解説してくれている本。
「そもそも、『ことばの乱れ』という発想が言語学にはない。あるのは変化だけである。」
たまにニュースになる「日本語の乱れ」。言語学はことばの変化には関心を持つが、良いとか悪いとか規範的な視点では見ないという。
「イヌイットは雪と密接な生活を送っている。だから雪を表わす語も数多く、細かく分類している。(中略)ところが、そうではないという意見も出てきた。よく調べてみると、イヌイット語で雪を表わす語の数は、英語とたいして変わらないというのだ。」
へーっ、そうだったんだ説得力のある有名な話だけど、実際は違うのか。。。
「巻舌なんてものはちょっと訓練すればすぐにできる。ただし次の順番で練習すること。
① pru, pra, pru, pra......
② tru, tra, tru, tra......
③ ara, oro, ara, oro......
④ arrrrr......」
これも、へーって感じ。やってみると確かに"R"の発音ができるようになる。一時的だけど。。。
「たとえば語順はどうだろう。(中略)
① 主語+動詞+目的語
② 主語+目的語+動詞
(中略)
世界の言語を調べてみると、いちばん多いタイプは②で、その次が①である。」
英語タイプの①が一番多いと思っていたけど、日本語タイプの②が一番多いんだこれは意外だった。
ソシュールやチョムスキーといった有名な言語学者の名前も出さずに、とにかく簡単に親しみやすいように書かれた一冊。筆者の文章のテンポがとても面白く楽しく読めた。ただ...言語学自体が面白いかというと...そこは人によって感想が違ってくると思う。。。(自分は面白いとは感じなかった)。
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「そもそも、『ことばの乱れ』という発想が言語学にはない。あるのは変化だけである。」
たまにニュースになる「日本語の乱れ」。言語学はことばの変化には関心を持つが、良いとか悪いとか規範的な視点では見ないという。
「イヌイットは雪と密接な生活を送っている。だから雪を表わす語も数多く、細かく分類している。(中略)ところが、そうではないという意見も出てきた。よく調べてみると、イヌイット語で雪を表わす語の数は、英語とたいして変わらないというのだ。」
へーっ、そうだったんだ説得力のある有名な話だけど、実際は違うのか。。。
「巻舌なんてものはちょっと訓練すればすぐにできる。ただし次の順番で練習すること。
① pru, pra, pru, pra......
② tru, tra, tru, tra......
③ ara, oro, ara, oro......
④ arrrrr......」
これも、へーって感じ。やってみると確かに"R"の発音ができるようになる。一時的だけど。。。
「たとえば語順はどうだろう。(中略)
① 主語+動詞+目的語
② 主語+目的語+動詞
(中略)
世界の言語を調べてみると、いちばん多いタイプは②で、その次が①である。」
英語タイプの①が一番多いと思っていたけど、日本語タイプの②が一番多いんだこれは意外だった。
ソシュールやチョムスキーといった有名な言語学者の名前も出さずに、とにかく簡単に親しみやすいように書かれた一冊。筆者の文章のテンポがとても面白く楽しく読めた。ただ...言語学自体が面白いかというと...そこは人によって感想が違ってくると思う。。。(自分は面白いとは感じなかった)。