スターバックスで働くサム（ショーン・ペン）は、子供の出産に立ち会うため、急いで病院に向かう。産まれたのは女の子だった。しかし、母親のホームレスの女性は出産後すぐに街中に消えてしまう。
ビートルズ好きのサムは、娘にルーシー・ダイヤモンド（ダコタ・ファニング）と名付け、隣人アニー（ダイアン・ウィースト）の助けを借りて、大切に育てた。
ルーシーの7歳の誕生日。盛大なパーティを準備していたサムだったが、そこにソーシャルワーカーがやってくる。実は、サムは7歳の知能しか持っていなかった。サムには養育能力がないとして、ルーシーは施設に保護されることになる。
ルーシーを取り戻すため、サムは有名な弁護士リタ（ミシェル・ファイファー）の事務所へ行く。お金を持っていないサムに最初は適当にあしらっていたリタだったが、自分の評判を良くするためだけに、無料で弁護を引き受けることにした。
しかし、裁判は不利に進む。サム本人、友人たちはまともな証言ができず、父親としての能力を証明できなかった。他方で、家庭に問題を抱えるリタに、サムは同情を寄せるようになる。
裁判では結局、限定的な親権は認められたが、ルーシーは里親に引き取られることになる。定期的に面会することはできたが、一緒に暮らすことが叶わずサムはひどく落ち込んでしまう。
そんな中、サムが里親の近所に引っ越しをする。それを知ったルーシーは毎夜こっそりとサムに会いに行くようになる。この行動を見た里親も、サムとルーシーの親子愛を強く感じたのだった。。。
全編でビートルズの曲が流れるいい作品だった。
監督： ジェシー・ネルソン（Jessie Nelson）
出演： ショーン・ペン（Sean Penn）、ダコタ・ファニング（Dakota Fanning）、ダイアン・ウィースト（Dianne Wiest）、ミシェル・ファイファー（Michelle Pfeiffer）
