ソチ五輪が開会式の前日に実質的に開幕。フィギュアスケートでは、今大会初採用となった団体戦が始まった。
団体戦は、男子シングル、女子シングル、ペア、アイスダンスの4種目の合計点で国別に争う種目。参加できるのは10カ国のみ。
それぞれショートとフリーがあり、ショートの上位5カ国だけがフリーに進める。
点数は順位点で、1位が10ポイント、以下1ポイントずつ減っていき、10位が1ポイントとなる。
この日はまず男子シングルのショートプログラムが行われ、五輪3大会連続メダルのロシア、プルシェンコが4回転トーループ+トリプル・トーループのコンビネーションなどを決めて、91.39を出した。
続いて、世界選手権3連覇中のカナダ、パトリック・チャン。トリプル・アクセルでステッピングアウトになるなど得点は89.71にとどまった。
そして、最終滑走となった日本の羽生結弦。前半で4回転トーループを決め、後半でトリプル・アクセル、トリプル・ループ+トリプル・トーループのコンビネーションをほぼ完璧に決め、ステップやスピンでも高難度の技を演じ、97.98でトップに立った。すごいぞ、羽生
男子シングルの後に行われたペアのショート・ダンス。ペアとアイスダンスは日本の苦手な分野。
高橋成美と木原龍一組は46.56で8位となり、3ポイントを獲得した。
これで、男子シングルSPとペアのSDを合わせた順位は...
1位 19点 ロシア
2位 17点 カナダ
3位 15点 中国
4位 13点 日本
5位 10点 ドイツ(得点:140.43)
6位 10点 フランス(得点:137.38)
7位 10点 アメリカ(得点:129.90)
8位 8点 イタリア
9位 5点 ウクライナ
10位 3点 イギリス
アメリカがやや出遅れた感がある。日本はペアとアイスダンスで得点を稼げないため、メダルには厳しい戦いだが、なんとか、男女シングルで盛り返してほしい
次は、8日にアイスダンスと女子シングルのショート、ペアのフリーが行われる。