一昨日の水曜日は国際Aマッチデー。世界各地で国際親善試合が行われた。
W杯で日本と対戦する国を見てみると.
コートジボワールはアウェイでベルギーに2-2の引き分け。試合はベルギーが2点先行したが、コートがドログバとグラデルのゴールで、粘り強くアディショナルタイムに追いついた。
ギリシャはホームで韓国に0-2と完敗。前半に朴主永(パク・チュヨン)、後半に孫興民(ソン・フンミン)のゴールを浴びた。ギリシャにとっては仮想日本の試合。韓国のことは全然応援していないが、ギリシャがアジアのチームに負けて少しホッとした。
コロンビアはスペインでチュニジアと対戦。退場者を出しコロンビアには不利なゲームだったが、1-1の引き分けに終わった。
そして、日本代表。結果的にニュージーランドに4-2で勝利した。1点目は香川のクロスから裏に抜け出した岡崎が苦しい体勢から足を出しゴール。2点目は香川がペナルティエリア内で突破をはかって倒されPK。3点目はフリーキックから森重がヘッドで合わせた。4点目は本田のヒールキックから岡崎がダイレクトにシュートを放った。
しかし、ここからは完全に足が止まった。ニュージーランドの攻勢が続き、失点は2点で収まったが、もっと取られていてもおかしくなかった。
本田や香川が躍動するのは頼もしく見ていられたが、守備は相変わらず穴が多いと感じた。セットプレーやセンタリングのときの中央での寄せの甘さ。相手選手がペナルティエリアを突破して、さらにゴールエリアまで迫ったときの詰めの甘さ。いずれも、過去に見たことのあるシーン...デジャブー...だった。ザッケローニ監督は「注意力が足りない」と言ったらしいが、日本が誇るアジリティの高い前線の選手が2-3点奪っても、毎試合2-3点取られていたのでは勝点をあげることは難しい。
これから日本代表のニュースは選手選考に焦点が当たると思うが、今一度、強固な守備を作るための準備をしてほしいと思う。じゃないと、ヒヤヒヤして見ていられない