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黄文雄/韓国人に教えたい 日本と韓国の本当の歴史(徳間ポケット)

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親日・反共の立場を取る台湾の学者による著作。日本による併合がなければ、韓国の近代化はなかった、という考えがベースになっている。


正直、読んでいて痛快だった。一体、いつまで中国や韓国は日本を非難し続けるのか?とイライラしていたからだ。


なるほどと思うことがたくさん書かれているが、朝鮮人が日本を非難するとき必ず持ち出す「日帝三十六年の七奪」に対する反論の部分だけを簡単に書き出しておく。


1 日韓併合によって独立国家としての主権を奪われた。
→日本のおかげで朝鮮の主権は拡大した。朝鮮半島は1000年以上中国に貢物を献上する実質的な属国だったのであり、そもそも奪うべき主権など存在しないに等しい状態だった。日清戦争により、清から正式に独立し、日韓併合によって列強の一部ともなり、国際的地位が急速に向上した。

2 朝鮮王朝の滅亡により国王を奪われた。
→日韓併合後、韓国皇帝や親族は日本の皇族待遇を受けている。また、その直系子孫は2005年まで生存しており、王室を再興しなかったのは韓国人自身である。

3 朝鮮米を日本内地に送ることによって民衆の命が奪われた。
→日韓併合時代で、人口は倍増している。これは、日本が農作物の増産や衛生環境の整備を行ったからである。日本は慈恵病院を創設したり、地方にも病院を作り、さらに身分制度を廃止して誰でも医療を受けられるようにしたことにより疫病の流行を防いだ。

4 日本人が良田を奪うことで土地を奪われた。
→日韓併合前、土地の所有権はほとんど国有か官僚などの地主が独占していた。日本は国有地や大規模な土地調査により倍増させた耕作地を小作人に与え、農村開発により農業の近代化に尽くした。人口の6割が慢性的な飢餓に苦しんでいた朝鮮を米の輸出国に成長させた。

5 豊富にあった資源を奪われた。
→資源を開発し産業を近代化させたのは日本である。日本からの投資により、工業生産額は15年あまりで6倍にもなり、1939年には重化学工業が軽工業を逆転している。

6 民族の文字であるハングルを奪われた。
→ハングルを広めたのは日本である。ハングルが生まれたのは15世紀だが、朝鮮人自身が漢字への憧れが強く、あまり使用されていなかった。19世紀になって、日本の福沢諭吉が漢字・ハングル混合文を発案し、井上角五郎が実践した。

7 創氏改名により伝統的な名前を奪われた。
→創氏改名は、姓名を奪うものではなく与えるものだった。朝鮮では名を与えられていなかった女性や差別階級の奴婢にも姓名を与えた。また、当時の朝鮮は国際的地位が低く、「日本人風」の姓名を名乗ることにはメリットがあった。いずれにしても、「改名」は任意であった。


以上の反論は日本人全員が覚えておいて損はないと思う。


しかし、どのような反論をしても韓国人は日本批判を止めることはないだろう。なぜなら、日韓問題や日中問題はそれぞれの国民性を反映していると思うからだ。


日本人は心優しく他人を思いやる文化を持っている。だから、他人から批判されると、まずは「自分に悪いところはなかったか」と自省し、少しでも思い当たるところがあれば、謝るのがスジとされている。


中国人と韓国人は違う。同じような状況であれば、まずは「他人に悪いところはないか」と考え、少しでもあれば、相手を攻撃する。


現に、中国や韓国からの批判に対して、日本は戦後68年間も謝り続けてきた。謝れば、許してくれるとでも思っているようだ。しかし、これでは何も変わらず、日本に不利な状況を招くばかりだ。


日本のマスコミやテレビのコメンテーターの責任も大だと思う。日本人自身が中国や韓国の執拗な、ときには従軍慰安婦問題など論拠のない批判に賛成してきた。実に自虐的だと思う。


さらに、アメリカの圧力が問題を複雑にしている。安部総理が第一次内閣で果たせず、「痛恨の極み」とまで言っていた8月15日の靖国神社参拝を今年も取り止めたのはアメリカの圧力があったからだと思う。中・韓対日本という図式が中・韓・米対日本という構図になってしまっている。


明治維新から短期間で近代化を成し遂げ列強の一員となり、戦後も驚異的な復興を成し遂げた日本。戦後、中国や韓国を含めたアジア地域には膨大な額の政府開発援助を行い、インフラ等の整備に大きな貢献をしてきた。


私たち日本人はもっと自らの歴史に誇りを持っていいのではないだろうか?




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