vs
- 日時: 2014年6月24日16:00-
- 会場: アレーナ・パンタナル(クイアバ)
- 試合: W杯2014/グループリーグC組第3節
- 結果: 4-1でコロンビアの勝利
- 得点: フアン・クアドラード (前半17分) [コロンビア]、岡崎慎司 (前半45分) [日本]、ジャクソン・マルティネス (後半10分)、ジャクソン・マルティネス (後半37分)、ハメス・ロドリゲス (後半45分) [コロンビア]
■TigerKAZの満足度 A
日本代表の2014年ワールドカップが終わった。奇しくも2006年ドイツ大会とほぼ同じスコアで敗れた。当時は初戦のオーストラリア戦1-3(今回はコートジボワールに1-2)、2戦目のクロアチア戦が0-0の引き分け(今回もギリシャとスコアレスドロー)、第3戦のブラジル戦は1-4(今回もコロンビア相手に1-4)となった。逆転負けとか得点経過も同じで怖いくらい似ている。また、大会直前の親善試合で比較的いい試合をしたのも2006年と同じだ。
第1戦、第2戦と戦い方に不満が残る試合が続いたが、一番大差のついたこの第3戦が一番いい出来だったような気がしている。残念ながら、控え選手中心のコロンビアを相手にしても、日本は最後まで躍動しなかった。
でも、本田圭佑も香川真司もよく動いて攻めたと思う。2人ができないことは日本はできない。2人が通用しないなら、日本代表は通用しない。そう覚悟を決めて、今回のW杯を見ていた。
岡崎慎司も苦しい体勢からよくヘディングを決めた。この3人と柿谷曜一朗らFW陣、長友佑都や内田篤人には何度も夢を見させてもらった。それだけに、この3戦ずっと大久保嘉人を重用したことには少し疑問が残る。ベテランを重用するなら、もっと招集しておくべきだったと思う。伸び代のある若手なら別だが。。。
また、山口螢や青山敏弘は遠藤や長谷部以上の働きをしたのでは?と思う。攻守に素晴らしい動きだった。できれば、齋藤学や酒井宏樹、酒井高徳らにもピッチを踏んでほしかった。
大差がついて悔しいけど、これは負けているから点を取りに行ってカウンターをくらったもの。リスクを怖がらずに最後まで前に出た選手たちに感謝したい。
「攻めて勝つ」というコンセプトで戦った日本代表。守り勝った4年前のような成績は残せなかった。今大会のコスタリカには、体格で劣ってもサッカーは勝てると教えてもらった。これから先、誰が監督になっても、「攻めて勝つ」スタイルで挑戦を続けてほしいと思う。
試合は前半17分、今野がラモスを倒しPKの判定。これをクアドラードが決めてコロンビアが先制。前半45分過ぎのアディショナル・タイム。日本は右サイドから本田がクロスを入れ、岡崎が頭で合わせて1-1とした。
後半10分、中央でのパス回しからマルティネスにフリーでシュートを打たれ再びリードを許す。同37分、カウンターからまたマルティネスに決められ1-3に。そして、後半45分、ロドリゲスに押し込まれ、日本は1-4と大敗した。
なお、コロンビアは勝点を9にしてグループ1位を確定させ、ベスト16ではウルグアイと南米対決となる。C組2位のギリシャはコスタリカとの対戦となる。
■TigerKAZのマッチMVP ファリド・モンドラゴン (コロンビア)
後半40分から出場。1971年6月21日生まれ。43歳と3日での出場で歴代最高齢選手の記録を更新した。そもそも43歳で現役、しかも、代表に選出されること自体すごい!
■ペナルティエリアへの侵入回数
0-15分 | 1 | 6 | 2 | 9 | 4 | 0 | 2 | 2 |
16-30分 | 2 | 3 | 5 | 10 | 5 | 1 | 3 | 1 |
31-45分 | 5 | 4 | 4 | 13 | 4 | 1 | 1 | 2 |
46-60分 | 1 | 2 | 0 | 3 | 6 | 2 | 3 | 1 |
61-75分 | 2 | 5 | 2 | 9 | 5 | 3 | 2 | 0 |
76-90分 | 6 | 7 | 1 | 14 | 5 | 1 | 4 | 0 |
Total | 17 | 27 | 14 |
58 | 29 | 8 | 15 | 6 |
* 日本の合計58回はすごい数字。ほぼどの時間帯でも押していたことがわかる。また、得意の左サイド、中央の回数が多い。
■出場選手
[日本 / アルベルト・ザッケローニ監督(イタリア)]
1 川島永嗣(GK)
2 内田篤人
4 本田圭佑
5 長友佑都
9 岡崎慎司(69分OUT)
10 香川真司(85分OUT)
13 大久保嘉人
14 青山敏弘(62分OUT)
15 今野泰幸 ■
17 長谷部誠
■22 吉田麻也
(交代選手)
16 山口螢 (62分IN)
11 柿谷曜一朗 (69分IN)
8 清武弘嗣 (85分IN)
[コロンビア / ホセ・ペケルマン監督(アルゼンチン)]
1 ダビド・オスピナ(GK) (85分OUT)
4 サンティアゴ・アリアス
7 パブロ・アルメロ
11 フアン・クアドラード (46分HT/OUT)
13 フレディ・グアリン ■
15 アレクサンドレ・メヒア
16 エデル・バランタ
19 アドリアン・ラモス
20 フアン・キンテロ (46分HT/OUT)
21 ジャクソン・マルティネス
23 カルロス・バルデス
(交代選手)
5 カルロス・カルボネロ(46分HT/IN)
10 ハメス・ロドリゲス(46分HT/IN)
22 ファリド・モンドラゴン (85分IN)
[主審]
ペドロ・プロエンサ(ポルトガル)