vs
- 日時: 2014年6月29日13:00-
- 会場: エスタディオ・カステロン(フォルタレザ)
- 試合: W杯2014/決勝トーナメントR16
- 結果: 2-1でオランダの勝利
- 得点: ジオバニ・ドス・サントス (後半3分) [メキシコ]、ウェズレイ・スナイデル (後半43分)、クラース・ヤン・フンテラール (後半45分) [オランダ]
■TigerKAZの満足度 AA
6大会連続でグループリーグを突破したメキシコ。だが、ブルガリア、ドイツ、アメリカ、アルゼンチン、アルゼンチンに敗れて5大会連続でベスト16で姿を消してきた。
ときたま、日本はメキシコのスタイルを真似すべきと言う人がいる。だけど、この試合で見たメキシコは、1人1人にキープ力があり、パスミスが少なく、トラップミスもほとんどなく、ストライカーがいて、GKの反応もいい。単に、同じような体格だからと言って、メキシコに追いつくには何十年もかかると思った。
そんなメキシコとオランダのゲーム。試合は序盤からメキシコが優勢で、オランダはおとなしいという印象だった。GKのオチョアがスーパーセーブを見せるなど、守備もしっかりしていた。
得点が動いたのは後半3分、素晴らしく鮮やかなシュートだった。ドス・サントスがペナルティエリアの外、中央から放ったミドルシュートが決まりメキシコが先制した。
このままメキシコが勝利すると思われた後半43分、右サイドからのコーナーキックに対し、ファーにいた選手が斜め後ろに頭で落としたところをスナイデルがゴール左隅に突き刺し、オランダがぎりぎりのところで同点に追いついた。
延長が見えてきたアディショナルタイム4分、マルケスの足にロッベンが引っ掛かり、オランダにPKの判定。確かに足はかかっていたが、ロッベンの方から当たっていった感じもした。ここでのPKの判定はあまりにメキシコに対して残酷だと思った。PKはフンテラールが決めて、2-1でオランダが勝利した。
■TigerKAZのマッチMVP ウェズレイ・スナイデル (オランダ)
前大会では得点王にもなり、すごく目立っていたスナイデル。今大会はロッベンとファン・ペルシーの陰に隠れておとなしい印象だったが、この試合で同点となるシュートを決めた。ベスト8以降も活躍するよう願っている。
■ペナルティエリアへの侵入回数
0-15分 | 2 | 0 | 0 | 2 | 4 | 1 | 2 | 1 |
16-30分 | 1 | 2 | 2 | 5 | 8 | 3 | 5 | 0 |
31-45分 | 1 | 2 | 1 | 4 | 3 | 1 | 2 | 0 |
46-60分 | 1 | 1 | 3 | 5 | 4 | 0 | 3 | 1 |
61-75分 | 4 | 7 | 7 | 18 | 2 | 1 | 1 | 0 |
76-90分 | 1 | 4 | 4 | 9 | 4 | 1 | 2 | 1 |
Total | 10 | 16 | 17 | 43 | 25 | 7 | 15 | 3 |
* 失点した後、後半15分を回ったあたりからオランダの猛攻が目立つ。ロッベンのいた右サイドからの攻撃が多くなっている。メキシコは中央突破が多い。
■出場選手
[オランダ / ルイ・ファン・ハール監督(オランダ)]
1 ヤスパー・シレセン(GK)
2 ロン・フラール
■3 ステファン・デ・フライ
■5 ダレイ・ブリント
6 ナイジェル・デ・ヨング (9分OUT)
9 ロビン・ファン・ペルシー (76分OUT)
10 ウェズレイ・スナイデル
11 アリエン・ロッベン
12 パウル・フェルハーフ (56分OUT)
15 ディルク・カイト
20 ジョルジニオ・ワイナルダム
(交代選手)
4 ブルーノ・マルティンス・インディ (9分IN)
21 メンフィス・デパイ (56分IN)
19 クラース・ヤン・フンテラール (76分IN)
[メキシコ / ミゲル・エレーラ監督(メキシコ)]
13 ギジェルモ・オチョア(GK)
2 フランシスコ・ロドリゲス
3 カルロス・サルシド
■4 ラファエル・マルケス ■
6 エクトル・エレーラ
7 ミゲル・ラユン
10 ジオバニ・ドス・サントス(61分OUT)
■15 エクトル・モレノ (46分HT/OUT)
18 アンドレス・グアルダド ■
19 オリベ・ペラルタ(75分OUT)
■22 パウル・アギラール ■
(交代選手)
5 ディエゴ・レジェス (46分HT/IN)
20 ハビエル・アキノ(61分IN)
14 ハビエル・エルナンデス(75分IN)
[主審]
ペドロ・プロエンサ(ポルトガル)